ウィッグの種類について

キャップ別にみたウィッグ

ひとくちにウィッグと言っても、いろいろな種類があります。

ここでは、ウィッグのキャップの違いについて分類しながら説明していきます。
「キャップ」というのは髪が植えてある(または縫い付けてある)ベースのことを指します。
このキャップの材質や作りの違いで、お値段や装着の手間、見栄えなどが変わってきます。
※この分類は、部分ウィッグではなく全頭(フル)ウィッグを対象にしています。

見た目のよさやヘアスタイルの自由度は、キャップの種類と素材で決まります

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大まかに、キャップの種類は下記の5つに分類できます。

  • クラシックタイプ
  • おでこが出せるクラシックタイプ
  • レースフロント
  • フルレース
  • メディカル(医療用)

上記の画像は、左(クラシックタイプ)から右(フルレースウィッグ)へ行くほど自由度、自然さが増していく、ということを表しています。
クラシックタイプは生え際が出せず不自然ヘアスタイルもあまり変えることができませんが、フルレースウィッグは見た目が一番自然ヘアスタイルの自由度も高い、ということになります。

クラシックタイプのキャップは生え際を見せることができません。生え際を出すためには「生え際部分のベースがレースでできている」ことが必要なのです。レースでできたキャップはよほど近づいて見ない限り皮膚と同化して区別がつきにくいため、生え際を出すヘアスタイルを楽しむことが可能です。

ヘアスタイルの自由度が高いウィッグは、装着に手間暇とコツが要ります

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レース地のベースの面積が広いウィッグのほうが、自然に見えてヘアスタイルも楽しめる、ということがおわかりいただけたかと思います。

ただ、レースには留め具もストラップも付いてませんから、専用の両面テープ接着剤を使用して頭皮にくっつける必要が出てきます。

このサイトでは装着方法のレクチャーもいたします(2020年2月27日現在執筆中です)。
実際、私(このブログの主 兼 ウィッグリリア店主の島袋りりあ)はフルレースウィッグを毎日装着しています。慣れてしまえばヘアスタイルが自由自在で見た目には自毛と変わらないウィッグを楽しむことができるのです。

人工毛と人毛の違い、それぞれのメリットとデメリット

価格が違います

基本的に、「人工毛(化繊)のウィッグは安く、人毛ウィッグは高い」という法則があります。原材料の価格が大きく違うからです。

メリット・デメリット

化繊の人工毛は価格が安くカラーバリエーションが豊富で、遊びやイベントのウィッグに向いています。
見た目は人毛と比べるとテカりがあって、ウィッグであることを隠したい方には向きません。また、繊維同士が静電気などによって絡みやすく傷みやすいという点と、人毛よりも重くて装着感がよくない、という点がデメリットとして挙げられます。

人毛のウィッグは高価ですが、普段の生活でどうしてもウィッグが必要な方、ウィッグであることを周囲にあまり知られたくない方にはやはりこちらをお勧めします。
明るい太陽のもとで見てもテカらず自然に見えますし、軽くて疲れにくいのも特徴です。
ヘアアイロンやホットカーラーなどを自由に楽しむことができるのも大きなメリットです。

ウィッグという商品の耐久性について

よく「人毛ウィッグは高価だからほぼ永久に使用できますよね?」と聞かれます。
とても残念なことですが、永久に保つわけではありません。
適切なお手入れとブラッシングで化繊よりははるかに長持ちさせることはできますが、基本的には消耗品です。
特に毎日の生活で24時間使用される場合は、乾燥や摩擦に曝される時間が長いため、徐々に毛髪が傷んできます。
毛髪はタンパク質でできており、コルテックスと呼ばれる芯の表面にキューティクルと呼ばれる硬い保護膜が巻きついたような構造となっています。
長期にわたって使用することでキューティクルが剥がれ、髪中心部の大半を占めるコルテックスが折れやすくなります。コルテックスが折れてしまった毛髪は、ごわごわした手触りとなり、周囲の髪に絡みやすくなります。そして、いくら手入れをしてもトリートメントを施しても、もう元には戻りません。

ウィッグというものは、化繊であっても人毛であっても、いずれ買い替えが必要なものであることをご理解いただけたら、と思います。

以下の記事で各ウィッグについて、より詳しく説明します

【ウィッグの種類】その1:安価でクラシックなタイプ
【ウィッグの種類】その2:人毛のレースフロントウィッグとフルレースウィッグ
シルクトップについて