【ウィッグの種類】その2:人毛のレースフロントウィッグとフルレースウィッグ

寝ても覚めても頭から離れないヘアロスによるウィッグの悩みに寄り添いたい、ウィッグリリアの島袋です。
キャップ(ベース)の構造&素材別の解説、今回はレースウィッグについてです。

レースフロントウィッグ

写真をスライドショーでご覧ください。

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※この記事は、以下の記事からの続編となります。
【ウィッグの種類】序章。キャップ別にざっくり分けてみました。
【ウィッグの種類】その1:安価でクラシックなタイプ

キャップの構造

キャップの構造は上図をご覧ください。もみあげから額にかけて、皮膚に近い色の目立たないレース地に毛髪を結びつけるようにして植えてあります。そのほかの部分はヘアウェフトです。

このタイプのウィッグの長所と短所

長所として、

  • おでこが出せる
  • もみあげが自然(髪を耳にかけることができる)
  • 人毛なので、手触り、見た目が自然
  • ヘアアイロン、カーラーなどが使用できる
  • 価格がフルレースよりは安い

  • というところが挙げられます。

    また、短所としては

  • おでこからこめかみ、もみあげにかけて専用の両面テープを使用するので、装着と取り外しがやや面倒である
  • うなじを出すヘアスタイルは難しい
  • 頭頂部から後頭部はヘアウェフトでできているので、髪を分けるとその構造が丸見えになってしまう。なのでツインテールも難しい

  • といったところがあります。
    逆に、うなじを出すヘアスタイルにすることがない方の場合はフルレースよりお求めやすい価格帯ということもあり、真っ先にお勧めできます。

    次はいよいよ、フルレースウィッグの登場です。

    フルレースウィッグ

    写真をスライドショーで。

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    キャップの構造

    キャップの構造は上図をご覧ください。
    全体がレース地でできています。後頭部のみ、伸縮性のあるレースがついています。
    うなじ部分のストラップは、ご希望によりお付けすることもできます(付けた場合、取り外しはできません)。

    このタイプのウィッグの長所と短所

    長所として挙げることができるのは

  • 人毛なので、手触りも見た目も自然
  • おでこだけでなく、生え際を360度出すことが可能
  • ヘアアイロンやカーラーなどが使用できる
  • 一度装着したら数日間付けたままにできるため、旅行などに行っても周囲にバレにくい※注1
  • Sサイズよりも頭の小さな方が使用する場合でも、裁縫の要領でサイズを縮めてフィットさせることができる※注2

  • というところでしょうか。
    ※注1:両面テープはアメリカ製で「2〜4週間キープ」などと謳っていますが、ウィッグリリアでは2〜3日、できたら毎日外して就寝されることを推奨します。
    ※注2:サイズを縮める場合はストラップなしのウィッグをお勧めします。

    また、短所としては

  • 価格が高い
  • 装着にコツが要る上に、ちょっと時間がかかる※注
  • 装着に専用の両面テープや接着剤を使用するので、頭皮に負担がかかる(テープや接着剤が皮膚に合わないケースも考えられる)

  • といったところがあります。※注:慣れてくると、10分程度で装着できるようになります。

    次の記事では、レースフロント、フルレースの頭頂部にシルクトップと呼ばれる人工頭皮がついたウィッグをご紹介します。

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