【ウィッグのケア】その3:ヘアアイロンについて

ヘアアイロン、使っていいの?

人毛ウィッグの大きなアドバンテージのひとつが、市販のヘアプロダクトを使って自由にスタイリングができること。

ウィッグリリアは、すでにヘアスタイルが整ったウィッグをご提案するのではなく、お客様がご自身で、または美容室に行ってお好きなスタイルを楽しんでいただけることを目指しているウィッグショップです。

この記事では、様々なヘアスタイルにチャレンジしたいお客様へ、ちょっとしたTipsと注意事項をご紹介します。

洗ったらふわっとしてしまうウィッグを、ストレートにできる

人毛ウィッグは、もとの髪質に戻りたがります

届いたときはストレートヘアーのウィッグだったのに、洗っているうちに全体に軽くウェーブが出てしまう…。
人毛ウィッグの原料である毛髪は、もともとストレートヘアーでないため、よくこういうことが起きます。

原材料である人毛は「産地」「色」「髪のくせ」「太さ」などで分類され、一個のウィッグのために類似の毛髪をより集めて作成されます。
ウィッグを形作る前の段階で、原材料の毛髪に「染色」「ストレート」「ウェービー」「カーリー」などの加工も施されます。
新品のうちは大丈夫なのですが、使用しているうちに加工の効果が薄れ、元の「個性」が出てきてしまうのです。

早い場合は2〜3回の洗髪でふわっとなってしまうため、騙されたような気持ちになります。が、これはそのウィッグの持つ個性なのです。
新品の時点で見分けることはできません。

不思議なことですが、ヘアアイロンでストレートに戻ることがあります

全体がふんわりウェービーに戻ってしまったストレートヘアーのウィッグも、丁寧にヘアアイロンを一回かけることによってまたストレートに戻ることがあります。洗ってもそのままストレートヘアーを保つことがあるのです。
正直に言って私にも理由はわからないのですが、試してみる価値はあると思います。
それでもダメな場合は美容院でストレートパーマを試してみるとよいでしょう(私はドラッグストアで売っているパーマ液でストレートにして、うまくいきました。でもプロに任せた方が安心だと思います)。

温度の設定は?

165度くらいが適正です。LowかHighしか選べない機種は、Highにしてご使用ください。

ヘアスタイルによっては、ヘアアイロンは必需品です

例えば、こういうヘアスタイル

ブラッシングの記事で掲載した自分の写真を、恥ずかしながら再掲します。

毛先だけくるくるっとカールしたこのヘアスタイル、ヘアアイロンが必須です。
動画を掲載します(音が出ます)。

全体をカールしたい場合は、ヘアアイロンではなくカーラーで

ヘアアイロンで全体をまんべんなくカールするのはとても手間がかかります。
このような場合は、全体を美容院で軽くパーマをかけてもらったうえで、ご自宅で洗髪後タオルドライしたウィッグ全体にカーラーを巻いて一晩置いてみてください。
ただし、カーラーの表面がマジックテープのようになっているものは絶対に避けてください
髪に絡んで解くことができず、酷い場合はウィッグそのものが使えなくなってしまいます。表面がスポンジのものを選んでご使用ください。

ヘアアイロンご使用の際の注意事項

必ず、髪が乾いた状態でご使用ください

濡れたままの髪ですと、アイロンの効果が期待できません。また、アイロンで熱せられた水蒸気で髪を傷めてしまいます。

ウィッグをきちんと固定してください

上記動画のように、スタンドではなく「ウィッグヘッド」と呼ばれる専用の土台にウィッグをマチ針で留めるなどして、しっかり固定させてください。
ウィッグヘッドをお持ちでない場合は、ダイソーの発泡スチロール製マネキンヘッド(ダイソーなのに600円と高級品です)で代用ができるかと思います(が、安定感がいまいちなので、ヘッドを買った方がよいです)。

毎日のご使用はお控えください

アイロンの熱が髪のタンパク質に与える影響よりも、アイロンをかけたために毛髪が乾燥し、静電気が起きやすく絡みやすくなることのほうが問題です。
絡んだ部分を無理にほどいたり、無理に梳かすことによって毛髪の中心部が折れてしまいます。折れてしまった毛髪はもう元には戻りません。

ドライヤーでヘアセット、スタイリングをするのは?

毛が細くて密集したブラシを併用しなければ、オッケー

寝癖がついてしまったときや、手で撫で付けてもアホ毛が元気よくぴょこん、と飛び出してしまうとき。ドライヤーでなんとかしたいですよね。

ブラッシングの記事で書いている通り、毛が細くて密集したブラシはもつれの原因となり、ウィッグの寿命を早めます。
ドライヤーのセット用によく販売されている「ロールブラシ」などは使用せずに、ドライヤーの温風だけでセットするようにしてください。

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